カジヒデキ / ロリポップ
PECF-1005 / 08.10.22 on sale / 11tracks / felicity cap-81 / 税込価格 ¥2,800
01. 甘い恋人 (Album New Mix)
02. いとしのファニー・ガール
03. キス・キス・キッス
04. ロリポップ・キャンディー
05. エンジェリック・シンフォニー
06. Half time
07. ラズベリー・キッス
08. ハートは1つだけ
09. Too Much Too Young
10. ホーリー・ナイト
11. ありがとうはママンのぬくもり
映画「デトロイト・メタル・シティ」主題歌、「甘い恋人」がオリコン7位にチャートインと自身初のトップ10ヒット(シングル)を記録して、ノリに乗ってる佐治秀紀!もとい、カジヒデキ(一説には根岸祟一、とも・・・)。 さて、冗談はさておき、ロンドン滞在を経て今春、帰国したカジヒデキ(改めまして)。久々の@東京で気心知れた旧友達、即ち“渋谷系オールスターズ”とレコーディングしたニューアルバム、「LOLLIPOP」。
ここ数年、アップデートされたロンドンの空気を思いっきり吸い込んだ風合いの近作に比べて、今作は、例えばテムズビートの流れなんかを汲んでいるとは言え(一部、ニューレイブ)、映画タイアップの件もあり、J-POPのマーケットをより強く意識した80's風味溢れるとってもポップな仕上がりになりました。 曲作りに緻密さが出てアレンジの幅が広がった事により、各曲の個性が際立っています。両ハーフ、キックオフと同時に猛然とラッシュを仕掛ける如き二枚のヒットシングル「甘い恋人」、「ラズベリー・キッス」に顕著な十八番のギター・ポップ〜パワー・ポップ路線に加えて、きらめく万華鏡のようなサウンド・プロダクション、甘美なエレクトロニクスの響きが歌とよく絡まり合ってるのが印象的。 ただ、ひとえに同じ80'sと云ってもニューウェイブ〜エレポップといった風なUK的なものに留まらずに ニューミュージック〜シティポップス的なJPテイストが濃厚に反映されている点が特徴的でありストロングポイントです。 最新のUK事情を横目で睨みつつ、サウンドライクでありながら歌心にも重きを置いた、従来よりも間口を広げたチャーミングな楽曲が出揃いました。 また濃厚と言えば、一見クールな佇まいを装いつつも、カジ本人のヒットに対する意気込みがスッキリ×コッテリ感じられる勝負作。 昨今、渋谷系再評価の気運が高まる中、DMCの追い風に乗ってメタル・シティよろしく、(セックス&)フェリシティからSATSUAI(挨拶)をキメたいト・コ・ロ。 幾つになってもカジ君とヨバレイブル(呼ばれ得る)、マスカットみたいにもぎ取った瑞々しさは健在で、感性のチェリーボーイの慣性が面目躍如なフォーエバー・ヤング的世界観が展開されています。帰国に際しシーズンチケットを手放したとは言え、チェルシーFCの熱心なサポーターである彼。 まさに“Blue is the colour”、晴れのちブルーボーイも真っ青な、青臭いロリポップ“ソニック”ユース(青春)がフルスウィングでここに! ブリット・キッズからJポッパー、または元オリ−ブ少女からマツケン・ファン(YOUNGER)までと老若男女、全てのスウィーツベイビーに捧げます。 しかし甘い。
